最近読んだおもしろマンガ5選。「進撃の巨人」「将太の寿司」他。

最近読んだおもしろマンガ5選

[織田涼] 能面女子の花子さん

マンガ「能面女子の花子さん 」(織田涼)の一コマです。花子さんと友人が木彫りのマスコットキャラを眺めています。

受け口ブームの到来です。

狂気と恐怖を思い起こさせる能面から

笑いを創り上げた作者の方の手腕は

すごい!のひと言。

能にまつわる専門知識を

ふりかざしていないところも好感度が高いです。

[いしぜきひでゆき](原案)[藤栄道彦](作画) コンシェルジュ

マンガ「コンシェルジュ プラチナム」(いしぜきひでゆき・原案、藤栄道彦・作画)第9巻の表紙の一部です。

第1部「コンシェルジュ」はホテルが舞台。

第2部「コンシェルジュ プラチナム」は商店街の活性化。

第3部「コンシェルジュインペリアル」は介護問題。

取り扱うジャンルのハードルが

どんどん上がっていっている感があります。

とくに第3部は、一般受けや売れることだけを考えているマンガ家さんは

手を出しづらい分野ではないかと思います。

認知症の老人を見たがる読者は

そう多くはないでしょうから。

売れ線を狙うことが悪いとは

ぜんぜん思いません。

しかし、今の日本が避けて通れない

少子高齢化問題に、真正面から 向き合おうとしている作者の方の

真摯な姿勢には胸を打たれます。

あつかっている問題こそ重たいですが、中身はあくまでも明るく前向き。

有名人にそっくりなキャラが登場したり、じっさいにネットで炎上した話題が

ネタ元になっていたりと、楽しさ満載のシリーズです。

[寺沢大介] 将太の寿司

マンガ「将太の寿司」(寺沢大介)の一コマです。笹寿司の跡継ぎがあざ笑っています。

「笹寿司」という悪者キャラが経営するお店は、ネットでは「極悪非道」の代名詞として

まかり通っているくらい有名みたいですね。

「笹寿司」がいったいどれほどのものなのか、そこに興味を引かれて読んでみました。

なるほど評判通りのゲスな親子でした。

ストーリーのほうは

ライバルとの勝負

↓ 将太、絶体絶命 ↓ 気づき or 教え or 天啓 ↓

起死回生の大逆転勝利!

というパターンの繰り返しと

言ってしまえばそれまでなのですが、まず厖大な「食」の知識がないことには 読者を納得、感心させるストーリーを

つくることができません。

それだけでも大変なことなのに、さらにそこにはハンカチなしでは読めない

愛と感動のエピソードが盛りこまれています。

そうなると将太はもちろんのこと、絶対に負けられない理由を背負っている

ライバルたちをも(笹寿司は除く)

応援せずにはいられません。

心をこめて炊きあげられたシャリと、考えに考え抜かれたネタが奏でる

絶妙のハーモニーは、時代を超えて

多くの人をとりこにすることでしょう。

第2部では、主要キャラの次世代たちが

日本を飛び出して、ワールドワイドな

活躍を見せてくれます。

さあこれから!というところで

終わってしまったのはとても残念です。

[北福佳猫] 原始人彼氏

マンガ「原始人彼氏」(北福佳猫)の一コマです。月夜の晩、主人公の女子高生が地平に広がる畑と山々を眺めているバックショットです。

今どきのイケメンたちがdisられているところが

ブサメン男子としては痛快きわまりないです。

原始人 = たぶんバカ

という先入観を見事に覆してくれました。

彼のたたずまいは哲学者さながらです。

体毛の濃い彼にお姫さま抱っこされる女子高生。

眼前には果てしなく広がる原始の地球。

そして燃えさかる原始の太陽。

ハンデをしょって生まれてきた

われわれブサメン男子は、原始人を見習って

上腕二頭筋と生活力を鍛えようではありませんか。

[諫山創] 進撃の巨人

マンガ「進撃の巨人」(諫山創)の一コマです。巨人が数体、若い兵士ににじり寄っています。

遅ればせながら、初めて読みました。

何もかもが新しい!

人間を食べる巨大生物というのは、怪獣映画とか、ゴヤの絵画とかで昔からありました。

それでもこのマンガの衝撃度はメガトン級です。

リアリティが充満していて、それでいながら巨人の手足は

ありえないくらい細かったりします。

あれでは自重を

支えきれるわけがありません。

ですが矛盾しているからこそ、絵が強烈に自己主張していて、ページに目が釘付けになってしまうのです。

3D人形をトレースして描いている

マンガ家さんが多くを占める昨今、作者の独自性はいっそう輝きを放っています。

天才とはこういう人のことを言うのでしょうね。

以上、おもしろ漫画の紹介でした。

終わりに。。。

最近ちょっと残念なことがありました。

ある漫画のあらすじが、岡本綺堂の

「半七捕物帳」に酷似していたのです。

一編だけなら偶然とか

勘違いとかいうこともあるでしょう。

しかし私の判定では、少なくとも

三編が「剽窃」と咎められても

申し開きができないほど、うり二つです。

「半七」は時代小説ですので、さすがに名前や舞台設定などは

現代に移し変えてありますが、構成やトリックは、ほぼそのままでした。

その方の名誉のために

作品名と名前は伏せておきます。

しかし、こういったことは

いつか必ず誰かが気付くものです。

ましてや「半七」は‘超’が付くほどに有名な作品です。

私よりも前に「酷似」に気付いている人は

すでに何人もおられることでしょう。

しかし騒ぎ立てたからといって、誰の得になるわけでもなし、当人および関係者を不幸にするだけなので

沈黙を守っているのだと思います。

その作者の方には、そうせざるを得ない

やむにやまれぬ事情があったのかも知れません。

ですが、もし発覚した場合、関係者や

出版社にまで迷惑がかかるのは必至です。

そして「盗作者」という汚名は

半永久的にウェブ上に残ることでしょう。

今後はどうか、プロとしての矜持を忘れずに

オリジナリティ溢れる作品をもって、わたしたち読者を楽しませていただきたいと 切に願う次第です。

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