最近観た映画6本。『普通の人々』『スリング・ブレイド』『怒りの荒野』他

最近観た映画6本。

『スリング・ブレイド SLING BLADE』

監督:脚本:主演: ビリー・ボブ・ソーントン

12歳の時に自分の母親とクラスメイトを殺害した主人公。

数十年間病院で暮らした後、社会復帰します。

事件のことを町の人々は忘れていませんでしたが、根は純粋な彼を温かく迎えてくれる人も

少なくありませんでした。

しかし、ひとつ間違えば何かが起こりそうな

“不吉”な予感をはらむ空気が満ちていて……。

……“不吉”が起きるのを心のどこかで

期待している自分がいました。

1996年アカデミー賞最優秀脚本賞受賞。

『普通の人々 ORDINARY PEOPLE』

監督: ロバート・レッドフォード

主演: ドナルド・サザーランド

ある家族が、このままでいくと崩壊しそうだと

いうのは、見ていて何となく分かります。

ですが、元凶が誰なのかがうまくぼかされています。

後から考えると、しっかり描かれていたことに

気づかされるのですが。

本人も自分が元凶だとは毛筋ほども思っていません。

まるで別のところに原因があるように観客をうまく

ミスリードする手腕に脱帽しました。

1980年アカデミー賞4部門受賞

作品賞 監督賞: ロバート・レッドフォード 助演男優賞: ティモシー・ハットンジャド・ハーシュ

脚色賞: アルビン・サージェント

『怒りの荒野 DAY OF ANGER』

監督: トニーノ・バレリ

主演: ジュリアーノ・ジェンマ

3番の松井(秀喜)がバッターボックスに立つ前、4番の落合(博満)さんが必ずそばに行って、お尻をポンポンと叩いて二言、三言言うの。 『怒りの荒野』でジュリアーノ・ジェンマの 師匠役をやっていたリー・バン・クリーフそっくり。

という女優の冨士眞奈美さんの言葉がきっかけで見てみました。

(「落合博満 変人の研究」ねじめ正一・著より引用)

想像とちがって、かなり手厳しいメンターでしたね。

けっきょく二人は決別してしまいます。

傑作でした。

『ワーロック WARLOCK』

監督: エドワード・ドミトリク

主演: ヘンリー・フォンダ

あまり乗れませんでした。

理由は色々とあるのですが、年配のヘンリー・フォンダが 若いガンマンに、早撃ちで勝るというのが

どうにも嘘っぽく感じられて……。

『バックマン家の人々 PARENTHOOD』

監督: ロン・ハワード

主演: スティーブ・マーティン

登場人物が多いにもかかわらず、オムニバス形式をとらずに、ひとつの話としてまとめた手腕はすごいと思います。

ただ山積している問題はけっきょく

何一つ解決していません。

それでこそ人生。楽しくやっていきましょう!

と制作側は言いたいのかも知れませんが。

白ブリーフ一丁のキアヌ・リーブス

見られるのはこの映画だけでしょう。

『ジュラシック・パーク3 JURASSIC PARK III』

監督: ジョー・ジョンストン

主演: サム・ニール

掘り出し物の1本。

サム・ニールの演技力に負うところが大きいです。

大人たちが恐竜に追いかけられて、必死に逃げている姿を、観客が

うしろめたさを感じることなく、楽しんで見られるよう、工夫がなされています。

「おや?」と首をかしげる恐竜の表情が最高でした。