フォント名は“SEISHUN”です。『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』(2010・日本)

明日、10月17日は女優の

桜庭ななみさんの誕生日です。

というわけで、彼女が出演している

『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』

を鑑賞しました。

とても爽やかな感動の詰まった映画でした。

まずは予告編をつくった方に感謝したいです。

恥ずかしながら私は、書道パフォーマンスという

存在自体知りませんでした。

幸か不幸か、そのおかげで映画の

クライマックスで、視覚と音楽に、強いインパクトを受けることができたわけですが。

無地の紙が、果てしのない宇宙のように

感じられるほど創造性にあふれたものでした。

“パフォーマンス”というだけあって、観客がその製作過程を楽しめるところが、今までの書道と大きく違うところです。

作品が完成するまでの時間の流れを

どうプロデュースしていくかも、出場者たちの腕の見せ所になるわけです。

YouTubeの予告動画は、そのへんを上手く

『隠して』くれていたのでありがたかったのでした。

昨今は「入場券さえ売っちまえばこっちの勝ち」

というような作りの予告編も珍しくないので。

(ひどいのになると予告にさえなっていない)

その良心的な姿勢はうれしい限りです。

内容面で目に付いたのは、男性の無力さ、頼りなさ。

あくまでも書道『ガールズ』たちが

物語を引っぱっていきます。

イベントを立ち上げるのも彼女たちならば、失敗するのも彼女たち、それを助けるのもぜんぶ彼女たち自身です。

男性陣は徹底して黒子、道化役あつかい。

指導者であるはずの顧問の先生も、何となくぼんやりしているし

彼女たちのお父さん連中の応援もしごく控えめ。

お父さんが書道家、という生徒もいますが

親が書道家としてどの程度のレベルなのか、この映画では問題にされていません。

男子部員に至っては、筆さえほとんど持ちません。

持つのは女生徒の荷物ばかり。

この大会は男子禁制ルールなのかと思うほどでした。

そのあまりの献身ぶりに、外国の方がこの映画を観たら

女性差別ならぬ 男性差別でもあるのですか、ウタマーロ?

と疑問を持つかも知れません。

しかし、これは誇ってよいことなのだと思います。

本作のような、心の底から女性を尊重している映画が、日本で生み出されて続けてほしいものです。

そして特筆すべきはキャスティングの妙。

主役の5人の個性が、見事なコンビネーションを

かもし出していました。

正直言って、観る前はただのアイドル映画だろうと、タカをくくっていたのですが、痛い目にあわされました。

こんな痛い目なら、何度でも味わいたいものです。

彼女らの今後の飛躍に期待します。

最後にどうでもいいことですが、女子高生が自転車をこいでいるシーンを

観ているだけで、ウルウルしてしまうのは

なぜなんでしょう?

出演

成海璃子 山下リオ 桜庭ななみ 高畑充希 小島藤子 金子ノブアキ 宮崎美子

森本レオ

監督: 猪股隆一

脚本: 永田優子 https://en.wikipedia.org/wiki/Shodo_Girls