パディントンで英語を学ぼう。「パディントンとクリスマスの買物」(02-06)

「パディントンのクリスマス」More About Paddington

より

“パディントンとクリスマスの買物” PADDINGTON AND THE CHRISTMAS SHOPPING

ブラウン夫人は過去にいちどパディントンを買い物に連れて行って大変な目にあいました。

勇猛果敢にも、ふたたび彼を連れて行くつもりです。

お手伝いさんのバードさんは止めたのですが。

しかも今度は超高級デパート。

パディントンの全快祝いと、それに何と言ってもクリスマスが近いですから!

ブラウン夫人はパディントンが自分の子供のように可愛いのです。

He had several lists marked 'SEACRET' which were locked away in his case, and he had been keeping his ears open for some time listening to conversation in the hope of finding something they all needed. パディントンは「まるひ」と印をつけたリストを、スーツケースにしまいこんでいました。 彼は、家族みんなのほしいものが分かるといいなと期待して、しばらくの間、彼らの会話を耳をそばだてて聞いていたのです。

(日本語訳は私の意訳です。ご了承ください)

☆ lock away = しまい込む

☆ for some time = しばらくの間

(※

英辞郎 第七版より転載)

‘SEACRET’はパディントン特有のつづりで、正しくは‘SECRET’です。

パディントンはどうやら聞こえたままを文字にあらわしているので、間違っているという感じがあまりしません。

Paddington's paw was quite tired by the time they reached the Household Department. パディントンを感激させました。 どこへ行っても、フロック・コートを身にまとった背の高い店員さんが低姿勢でお辞儀をしてくれます。それは心のこもったものでした。 パディントンはそのたびに前足をふって応えたので、家庭用品売り場に着いた頃には疲れ果てていました。

☆ bow low = 腰を低くしておじぎする、深くおじぎする

二人が訪れたデパートの名前は Crumbold & Ferns.

実在しないお店だと思いますが、元になっているのは FORTNUM & MASON というデパートではないかと。

語感からそんな気がします。

alt="写真はイギリスのデパート Fortnum and Mason (フォートナム・アンド・メイソン)の外観です。" width="250" height="259" > Fortnum_and_Mason[/caption]

創業が1707年、王室御用達という、とても由緒あるデパートです。

日本にもかなり店舗があります。

https://fortnumandmason.co.jp/store Paddington as Mrs Brown left, brushing an imaginary speck of dust from his frock-coat. Secretly Paddington was feeling rather overawed by Crumbold & Ferns, and not wishing to disgrace Mrs Brown by doing the wrong thing, he gave his own coat a passing tap with his paw. パディントンを振り返り、フロック・コートの埃を、ついてもいないのに払ってみせました。 じつはパディントンはクランボールド&ファーンズの威容にかなり圧倒されていました。何かヘマをやらかしてブラウン夫人に恥をかかせてはいけないと決意し、彼も前足でコートをサッと払ってみせました。

☆ overawed by = 《be ~》(人)に気合い負けする

店員さんが埃を払ってみせたのは、自信とか風格、あるいは気取りの現われではないかと思います。

負けず嫌いのパディントンは、それに対抗する意志を、コートを払う仕草によって表わした……と解釈し、上のような訳にしてみました。

ところで日本のクリスマスといえば、プレゼントは親から子供へあげるものと相場が決まっていますが、イギリスでは家族みんなで贈りあうんですね。

アメリカの小説「若草物語 Little Women」の出だしも、四姉妹がクリスマスに欲しいものをあげ連ねるところから始まります。

しかし結局、もっと恵まれない人たちのために自分たちへの贈り物を工夫して切り詰めるのでした。

“GIVE”の精神が根付いているのは素晴らしいと思います。

いいところは見習い、取り入れていきたいものです。

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