パディントンで英語を学ぼう。「怪装事件」(02-02)

「パディントンのクリスマス」より

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『怪装事件』

A SPOT OF DECORATING

ブラウンさん一家は、急なお呼ばれで

出かけることになりました。

パディントンをひとり残していくことに

なりましたが、大丈夫でしょうか。

一刻も早くみんなに

出ていってほしい様子のパディントン。

いたずらな瞳がキラキラしています。

"Why on earth are you wearing your hat indoors?" she asked. "And why is your tongue all blue?" Paddington stuck out his tongue as far as he could. "It is a funny colour," he admitted, squinting down at it with interest.

(日本語訳は私の拙い意訳です)

「何だってあなたはおうちの中なのに帽子をかぶっているんですか」ブラウン夫人は言いました。

「それになんで舌が青いの?」

パディントンは舌を思いっきり突き出してみました。 「変な色になってる」彼は興味深そうに舌を見おろして言いました。

☆ stick out 突き出す

☆ squint down at ~を見おろす

(英辞郎 第七版より引用)

洋の東西を問わず、屋内では帽子を取るのが常識のようです。

パディントンの舌が青いのは

ものを書くときにペンを

ペロペロなめるからなのでした。

"I've almost finished," he announced. "I've just got to rule a few more lines and things. I've been writing my memories." Paddington took his scrapbook very seriously and spent many long hours carefully pasting in pictures and writing up his adventures. Since he'd been at the Browns', so much had happened it was now more than half full. パディントンは言いました。「あと少し線を引いたりするだけ。ぼく、思い出を書いてたの」 パディントンはスクラップブックを、時間をかけて写真を切り貼りしたり、冒険譚を書き入れたり、とても一生懸命につくるのです。 彼がブラウン家へやって来てから、いろんなことが起こりました。 スクラップブックは、まだ半分以上白いままです。

☆ more than half full = まだ半分以上残っている

パディントンはいったい何をしたくて

朝からうずうずしているのでしょうか。

じつはブラウンさん、パディントンの部屋を新しく

しつらえてくれている最中なのです。

ペルーからやって来た身寄りのないクマを

見るに見かねて一時的に預かったブラウンさん一家。

いっしょに暮らしていくうちに、パディントンは今やかけがえのない

家族の一員となりました。

air. Not only that, but there were some steps, a trestle table, several brushes, a number of rolls of wallpaper, and a big pail of whitewash. パディントンは用心深くドアを閉め、鼻をクンクンさせました。 部屋の中はとても興奮させる匂い、ペンキと水漆喰の匂いに満ちていました。 それだけではありません。脚立、作業用のテーブル、ブラシ、たくさんの壁紙、水漆喰をたたえた大きなバケツまでそろっています。

ブラウンさんが楽しみにしていたペンキ塗り。

すべての用意をととのえて、あとは塗るだけ。

最後に残しておいた、いちばん美味しいところを

悪魔のようなクマがむさぼり食おうとしています。

このあと、部屋がどんな惨状を呈したかは

書くまでもありませんね。

帰宅後のブラウンさんの

落胆した顔が目に見えるようです。

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