最近読んだ本5冊。東野圭吾、池井戸潤、ドストエフスキー。

「下町ロケット」池井戸潤・著

中小企業の社長さんが主人公なので、必然、銀行とか大企業が悪者になっていますが、いちがいには責められないなあと。

主人公を誰に設定するかで

物事の見方も変わるでしょうし。

皆さん、生き残りに必死。

言い掛かりとしか言いようのない訴訟を起こし、長引かせ、ライバル企業の体力を奪っていく

というやり方も、現実に行なわれているのでしょうね。

半沢直樹シリーズ 01 「オレたちバブル入行組」池井戸潤・著

まあ、社会小説の範疇だとは思うのですけれど、少年ジャンプとか少年マガジンを読んでいるような、勧善懲悪テイスト。

現実はこんなにうまく行くかなあという感じ。

「地下室の手記」ドストエフスキー・著

憎い。つらい。苦しい。

憎悪。復讐。自己嫌悪。

痛み。ひがみ。へつらい。

以上。

「パラレルワールド・ラブ・ストーリー」東野圭吾・著

主人公には「A」という恋人がいる、という設定で物語は始まります。

ところが、次の日に会った「A」は、ずっと以前から親友の恋人だったことを思い出し、「そうそう、そうだった。オレ、なんで勘違いしてたんだろ」

ということになります。

「あれ? どっちが本当の人生なんだっけ?」

というような感じで話が進むので、読んでいて多少混乱してしまいました。

エンディングは儚く哀しげで、まさに私の好み。良かったです。

「学生街の殺人」東野圭吾・著

1987年発行ですから、今から30年以上前の作品ということになります。

すでにAIが席巻すると登場人物に言わせているのがすごい。

わりと地味な作品だなあと思いながら読んでいたら

最後に来て、これでもかのたたみかけ。

映画にたとえると、予算の80%を

最後の20分に投入したような感じでした。

大満足です。