『トランボ』『笑の大学』『マイノリティ・リポート』最近観た映画や本など。

最近観た映画や本など(2019年3月)

『其礼成心中』 三谷幸喜・演出

其礼成(それなり) → 曾根崎 にかけた現代風文楽。 面白い! 古典芸能としての伝統を継承しつつ、今の時代への架け橋も用意していただけると入って行きやすい。 あらすじは。。。 近松門左衛門の「曽根崎心中」の大ヒットにより、心中ブームが沸き起こる。

それに目をつけたまんじゅう屋夫婦がひと儲けを企む、というお話し。

人形が魂を宿しているようにみえる瞬間が何度もありました。

舞台レイアウトも斬新。 一発勝負の舞台の緊張感がまたたまりません。

太夫さんはあんなハイテンションで、よくぞまあ体と喉が持つものだと感心してしまいました。

『笑の大学』 三谷幸喜・原作&脚本

タイトルを見て、初めは お笑い養成学校のようなものを想像してしまいました。

そうではなく、劇団の名前なんですね。

戦時下の日本で、統制が厳しかった頃、劇団が上演するためには、いちいち検閲を受けなければいけませんでした。

そういうシチュエーションのもと、なんとか許可をもらおうと、脚本家(稲垣吾郎)は知恵を絞って、台本を直しまくります。

検閲官(役所広司)とのやり取りの中で

「役者は自分のことしか考えていない」とか 「進行を停滞させる演出でも、役者の気分を損ねないために削れないものもある」とか、三谷幸喜氏自身の嘆きとも演出論とも言えないものが

かいま見られるところも面白かったです。

『スーパーヒーロームービー!! 最‘笑’超人列伝』

スパイダーマンのパロディ映画です。

しかしオリジナルを見たことがない人でも楽しめると思います。

原作がしっかり作られているからパロディが成り立つのでしょう。

ヒーローものとして見ても、けっこう力が入ります。

ばかばかしいことを全力でやる姿勢、見習いたいものです。

トム・クルーズスティーヴン・ホーキングダライ・ラマパウロ2世ネルソン・マンデラ

などをこき下ろしまくっています。

『マイノリティ・レポート』 スティーヴン・スピルバーグ:監督

写真は映画『マイノリティ・リポート』よりコンピュータを操作しているトム・クルーズです。

スピルバーグ監督にしては、メジャー感に乏しい気がしました。

アクションもほとんどありません。

映像は凝りまくっていて、さすがでした。

『国盗り物語』 平幹二朗・主演

「お前は天下を取れる器だ」

そう言われるのが、織田信長(高橋英樹)でなく、豊臣秀吉(火野正平)でもなく、徳川家康(寺尾聰)でもなく、明智光秀(近藤正臣)だというところに、司馬遼太郎のストーリー・テラーとしての天分を感じます。

それにしても池内淳子さん、上手すぎる!

『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』 ブライアン・クランストン・主演

写真は映画『トランボ』より、ダルトン・トランボが子供二人を抱きかかえているところを、妻が見守っているシーンです。

主人公は、あの名作『ローマの休日』を書いた人です。

彼は共産主義者であったため、仕事を干され、別名で作品を発表せざるを得ませんでした。

ひと頃のアメリカがなぜ

共産主義者を徹底的に排除しようとしたのか、映画の中ではほとんど説明されません。

まあそこまで深く踏み込まないからこそ

気楽に見られるという側面はあるのですが。

ジョン・ウェインがけっこう悪役として

描かれているのにはちょっと驚きました。

「Paddington at Large」Michael Bond・著 Peggy Fortnum・画

何度読んでも笑わされます。

英語の教材としても最高だと思います。

「パディントンとテレビ」 マイケル・ボンド・著 松岡享子・翻訳

上の「Paddington at Large」に

対応する日本語版が「パディントンとテレビ」です。

パディントンがクイズ番組に出て、司会者と対決する話があります。

最近、芸人さんの「素人いじり」について炎上があった模様ですが、日本だけでなく、世界でもよく見られる光景のようですね。

パディントンは毅然とした態度で、司会者をにらんでいました。

〈パディントンの記事リスト〉

パディントンで英語を学ぼう。「パディントンせりに行く」(03-02) パディントンで英語を学ぼう。「テームズ川へのピクニック」(03-01) パディントンで英語を学ぼう。「クリスマス」(02-07) パディントンで英語を学ぼう。「パディントンとクリスマスの買物」(02-06) パディントンで英語を学ぼう。「三十二番地での災難」(02-05) パディントンで英語を学ぼう。「パディントンとたき火」(02-04) パディントンで英語を学ぼう。「パディントン探偵になる」(02-03) パディントンで英語を学ぼう。「怪装事件」(02-02) パディントンで英語を学ぼう。「家族写真」(02-01) 英語の多読には「パディントン」がおすすめ。 『トランボ』『笑の大学』『マイノリティ・リポート』最近観た映画や本など。 2019年2月の映画鑑賞&読書記録『パディントン』「かくしごと」他